その他・アコースティック・ギター

ギルドDー55 1978年製 ギルドDー55 1978年製

当時のギルドのドレッドノート最高機種。
バックの木目はハカランダのようです。
サウンドはギブソンとマーチンの間で、ややマーチンよりといったところ。
ややヘッドが重く、持ったときのバランスが悪いです。











ギルドDー50 1978年製 ギルドDー50 1978年製

Dー55のひとつ下のランクのDー50、マーチンでいうとDー28と同スペックです。
Dー55に比べると湿っぽく深みのある音です。
70年代は大量生産、材料や人件費の高騰、安い日本製の登場などにより多くのメーカーが品質を下げましたが、ギルドは高い品質を維持していた事で有名です。











ギルドDー35 1977年製 ギルドDー35 1977年製

マホガニーのサイド&バックで、マーチンでいうとDー18、ギブソンだとJ−45に当たります。
少し軽めですが、なかなかバランスの良い音で、コードストロークとフィンガーピッキングのどちらにも使えます。
最近の市場ではギブソンのオールドの値段も上がってしまったのですが、ギルドは安く購入できるので狙い目だと思います。











ギルドFー30R 1981年製 ギルドFー30R 1981年製

ギルドのスモール・ジャンボ・ボディです。
サイド&バックはローズウッド材です。
当時、製造中止になっていたのを、日本の代理店オーダーで製作された物です。
F−50R同様に、豪華な装飾となっているのが特徴です。
音のバランスが良く、弾きやすいです。









ギルドFー50R 1976年製 ギルドFー50R 1976年製

上記のギルドのFー30Rが良かったので購入したジャンボ・ボディです。
こちらもサイド&バックはローズウッド材ですが・・・ハカランダの様な木目です。
D-55もそうですが・・・この時期の上位機種は、ハカランダを使っているものがあるのかもしれませんね。
ボディが大きくなったので、F-30Rの音を大きくした感じですが・・・中低音が大きいのでバランスは少し悪くなりました。










ギルドFー45CE 1986年製 ギルドFー45CE 1986年製

ギルドのピックアップ付きカッタウェイ仕様のモデルです。
サイド&バックはメイプル製で、アーチバック構造になっています。
特徴的なのは24フレットで、エレキ並みにハイポジションの演奏性が優れています。
このため、サウンド的には、ちょっとフルアコっぽい感じがします。
ちなみに、このモデルは、ジョージ・グルーンがギルドを買収する以前の1983年に製造が開始されています。









ギルドFー4CEソングバード 1995年製 ギルドFー4CEソングバード 1995年製

厚いマホガニー材をくり抜いて、スプルースのトップを張ったエレアコです。
しっかりブレイシングもあり、生鳴りもそこそこします。
初期の物は、コントロールがボリュームとトーンだけで、ボディが薄いです。
これはモデル・チェンジ後のもので、フィッシュマンのコントローラを搭載するため、ボディが厚くなっています。
ちなみに、製造中止になった後、女性バンドZONEの使用で人気が出て、日本向けに再生産されました。
この再生産モデルは、コントローラが付いていません。








エピフォン テキサン 1970年製 エピフォン テキサン 1970年製

楽器屋で1970年製という事で売っていたのですが、アッパーベリー・ブリッジなのでもっと古いだろうと思い購入しました。
しかし、後でシリアルナンバーを調べたら、確かに1970年製でした。
でも、・・・ピックガードもネジ止めでは無い薄いやつだし、ワンピースネックでボリュート無し、ロゴもドット有りiでmade IN USA刻印もなし、何かの都合で残っていた物を出荷したのでしょうか?詳細不明です。
マホガニーのサイド&バックでギブソン・ブランドだとJ45のグレードなのですが、こちらはロングスケールを採用しています。
なお、前のオーナーによりアジャスタブル・サドルは固定タイプに変更されています。









グレッチ タウン&カントリー 1959年製 グレッチ タウン&カントリー 1959年製

ジャンボ・シンクロマチック125Fの後継機として登場したのが、このタウン&カントリーと、そのウェスタン・バージョンのランチャーです。
しかし、派手なデザインのランチャーに人気が集まったので、タウン&カントリーは1959年に製造中止になってしまいます。
個人的に、J-200のようなジャンボ・モデルが好きなのですが・・・特に、カントリー・ミュージックが好きという訳でもないので、かえって大人しめのデザインのタウン&カントリーの方で良かったです。
とはいっても、トライアングル・サウンドホールとか、金属のテールピースを使ったゴツいブリッジ等・・・これでも結構、派手ですね。
なお、このサウンドホールやブリッジのせいか、アーチバックのせいか、サウンドもカントリー向きです。









ワッシュバーン #5238 De Luxe 1934年 ワッシュバーン #5238 De Luxe 1934年 

戦前のワッシュバーンは、ギブソンやマーチンを凌ぐ世界一のギター・メーカーでした。
そのワッシュバーンの最高機種だったのが、このDe Luxeです。
ちなみにマーチンの00−45と同価格でした。
マーチンのようなパール・インレイでなく、金箔のステンシルによるリーフ模様という高級さがユニークです。
当然、ハカランダのサイド&バック、Xブレイシングです。
なお、このギターのようなへリングボーン・トリムは30年代になってからです。








カラマズー KG-12N ORIOLE 1940年製 カラマズー KG-12N ORIOLE 1940年製

オリオールはギブソン初のサブ・ブランドとして1926〜32年までバンジョーが売られてました。
その後、1940年にカラマズー・ブランドのトップ・モデルとしてフラット・トップのKGN-12とアーチ・トップのKGN-32のギター2機種が再登場します。
ヘッドに(kalamazooのロゴ以外に)鳥の絵とOrioleロゴのマークが入れられ、ナチュラル・フィニッシュ、フレイム・メイプルのサイド&バック、トップとバックにべっこう柄のバインディングといった特徴があります。
さらに、このギターには通常のカラマズー製品には見られない特徴として、ヘッド形状、大型のピックガード、ブリッジのパールドット・インレイ、3フレットと15フレットのポジションマーク等、ギブソンと同じ仕様があります。
サウンドに関しては、ギブソンのL-00と比べると音量は大きいのですが、低音がボワッとした感じです。
これは、ラダー・ブレイシングとメイプル・ボディの影響と思われます。









カラマズー KG-10 1968年製 カラマズー KG-10 1968年製

ギブソンの廉価版であるカラマズーのブランドは1965年〜1970年に復活します。
しかし、時代的にエレキギターが中心で、アコースティックはこのKG-10が1968年〜1969年の2年間生産されただけでした。
しかも、ギブソンのB-15と全く同じ仕様で、違いはヘッドにkalamazooのロゴが彫られている点だけです。
ミント状態なのに5万円以下で売っていたので、一瞬再生産品かと疑ってしまいましたが、よく見たらオールドなので衝動買いしてしまいました。
ほとんど使われていなかったようで、オールドのマホガニー・サウンドの中にも若干新しさ感じられます。










フェンダー ニューポーター 1969年製 フェンダー ニューポーター 1969年製

ジャクソン・ブラウンが使っているので、気になって購入しました。
フェンダーらしく、デタッチャブル・ネックです。
そのせいか、ハイポジションまで弾きやすく、エレキから持ち替えても違和感はありません。
トップまでマホガニー製のボディですが・・・同様なマーチン等と比べると。音は今一つ良くありません。
もっとも、独特なチ―プなサウンドがするので、ジャクソン・ブラウンも使っているのでしょう。










オベーション1115 1970年代 オベーション1115 1970年代

オベーションの12弦です。
今では珍しく、エレアコではなく純粋なアコースティックです。
マーチンの12弦に比べると音は大きいですが、音のバランスは今一つです。












ハーモニー H1204 Sovereign 1970年 ハーモニー H1204 Sovereign 1970年

ハーモニーのフラットトップ最高モデルのSovereignです。
もっとも、Sovereign(最上とか至高という意味)という名前の割には、当時の値段はマーチン000-18の1/3程度だったようです。
イカしたルックスと値段(\49,000)に惹かれて購入してしまいました。
ハーモニーは1892年にシカゴで創業し1974年で廃業なので、かなり後期のモデルです。
ちなみに、ジミー・ペイジがレッド・ツェッペリン初期に弾いていたのはマホガニーのジャンボ・ボディのSovereignですが、これはメイプルのグランド・コンサート・ボディです。
音はサスティーンがあり、ちょっと独特のサウンドですが、値段からは想像できない良い音です。









ガリアン JーM 1980〜81年 ガリアン JーM 1980〜81年

かつてジャクソン・ブラウン、ポール・サイモン、ボブ・ディラン、ジョーン・バエズ等が使っていたガリアンです。
当時のハンドメイドというと、マーチンのコピーで装飾の凝った物が多かったのですが、これは独特な丸みをおびたボディとインレイも無く、ウッドバインディングとシンプルな仕様が印象的で、現在のギタービルダーに与えた影響も大きかったと思われます。
このモデルはジャンボ・サイズのマホガニー製です。
マーチンのようにクリアな音ではありませんが、優しい音色で独特な残響もあり、どちらかというとフィンガー・ピッキング向きです。
今ひとつ鳴らない感じですが、音量は意外と出ているようです。










ガリアン JーR 1972年 ガリアン JーR 1972年

上記J−Mが気に入ったので購入したJ−Rです。
その名前の通り、ジャンボ・ボディでサイド&バックがローズウッドになっています。
ジャクソン・ブラウンが使用していたのもJ−Rらしいというので、かなり期待したのですが、どちらかというとJ−Mの方が出来は良かったです。
とはいえ、当時の多くのミュージシャンが使っていた訳が分かるぐらい出来は良いです。











ギャラガー ドック・ワトソン・モデル 1992年製 ギャラガー ドック・ワトソン・モデル 1992年製

ドック・ワトソンは、ギャラガーのG50というギターを気に入ったため、それをベースに要望を取り入れて完成したのが、ドック・ワトソン・モデルだそうです。
ちなみに、マホガニーのサイド&バックはレスポンスが早いので、彼の素早い奏法を活かす事ができ、太めのネックは、彼がレスポール・モデルのネックが好きだったためだとか。
実際、弾いてみると、ちょっとネックが太くて・・・おそらく、レスポールのネックよりも太いのではないでしょうか?
また、そのレスポンスの良さはマーチンの高級機種のようで、最高級の品質の木材が使われているのでしょう。











B.C.Rich B−28 1970年代 B.C.Rich B−28 1970年代

変形エレキで有名なB.C.Richは元々はフラメンコギターを製作する工房で、1960年代のフォークブームにはスティール弦のギターにも進出します。
70年代にエレキでヒットを飛ばした後も細々とアコースティック・ギターの製造を続けますが、1982年に職人頭が死亡したのを機に撤退してしまいました。
現在では、あまり話題にも上りませんが、70年代当時はギャラガー、モスマン、グラマー、ガリアン、ボゾ等と並んで、マーチン、ギブソン、ギルドの御三家につぐ評価を得ていました。
基本的にはオーソドックスな作りのジャンボ・サイズとドレッドノート・サイズの2種類で、装飾で個性を出していました。
良質の材を使用(バックはハカランダのようです)、作りは丁重ですが、ピックアップ内蔵でハウリングを防ぐ特殊な構造になっているため鳴りは今一つです。










シーガル SS-60 1980年代 シーガル SS-60 1980年代

日本国内のギター製作者で、塩崎雅亮氏による000-28のコピー・モデルです。
ギター雑誌等で評判が良いため興味を持っていたら、ちょうど売りにでていた中古品を購入しました。。
コピーといっても、ヴィンテージ・マーチンの再現ではなく、最近のモデルを再現しています。
本家マーチンより、繊細な感じでレスポンスが良い印象です。
シリアル・ナンバーからみるとかなり初期のモデルのようです。










ヤマハ FG−251 1970年代 ヤマハ FG−251 1975年

姉貴が持っていたギターで、高校生のころ良く借りて弾きました。
その後、姉貴が結婚するときに貰いました。
試しに、スキャロップド・ブレイシングに加工したら音がグッと良くなりました。












 <ホームページに戻る>