その他・エレキギター

Nik Huber Flyingdolphin prototype 2004年製 Nik Huber Flyingdolphin prototype 2004製

ハイエンド・ギターの代表格のドイツのNik Huberが究極のモデルとして25本だけ限定生産したのがFlyingDolphinです。
しかも、これは最初の1本目1/25でprototypeと書かれています。
PaulReedSmithのPrivateStockに匹敵すると言われている通常のdolphinモデルを元に、さらに厳選された材を使用しています。
ネックと指板は50年以上前のハカランダ、トップのキルテッド・メイプルは1ピース、バックもキルテッド?のホンジュラス・マホガニーです。
工作精度も秀逸で、フライング・ドルフィンのインレイは85ピースのシェル等で曲面に施されています。
本来はヴィンテージ・ギター好きの私も、この完成度には完全に参りました。









Nik Huber Flyingdolphin 2004年製 Nik Huber Flyingdolphin 2004製

上記のFlyingdolphinがあまりにも素晴らしかったので、高価なのにもう一本購入してしまいました。
しかも、こちらは2本目に製作された2/25です。
上記と異なり、ミュージックマン的なヘッドストックでトレモロを搭載しており、しかもゴールドパーツです。
現在は弟子も増え、NCルーター等も導入しているそうですが、この当時はHuber氏が一人でペグ、ピックアップ、ノブ以外はハンドメイドしていました。
ガタツキの全くない精巧なブリッジも削りだしているのが驚きです。(ピックアップもリワイアリングしているそうです)










エピフォン ウィルシャー 1967年製 エピフォン ウィルシャー 1967年製

ジミ・ヘンドリックスが使っていたのは、初期のモデル(1959製造開始)で左右対称ボディ&3対3ペグ・ヘッドでP-90を搭載していました。
1962年からミニ・ハムバッカ―を搭載し、1963年からは、このように左右非対称のボディで片側6連ペグ(通称バッドウィング)ヘッドとなっています。
ギブソンでいうところのSGに該当しますが、音は低音が今ひとつのファイアーバードといった感じです。
コンター加工がされており、バランスも良く軽量で弾きやすいのですが、マエストロ・トレモロユニットはアーム・アップしか出来ないので使いづらいです。











エピフォン コロネット 1961年製 エピフォン コロネット 1961年製

エピフォン版のSGジュニアに該当するコロネットです。
P-90を1発搭載していて、個人的にはSGジュニアより好きなサウンドです。
上述のウィルシャーと異なり、こちらは初期モデルなので、3対3ペグ・ヘッドです。
ピックアップのカバーも黒いプラスチック製ですが、60年代後半になると金属カバーになります。











エピフォン カジノ 1966年製 エピフォン カジノ 1966年製

ギブソンES-330のエピフォン版のカジノです。
他の機種ではギブソン版の方が評価が高いのですが、ビートルズ人気(ジョン、ポール、ジョージの3人が使用)のため、カジノの場合はエピフォン版でも評価が高くなっています。
この時期のフィニッシュはブラウン部分の無い濃いチェリー・サンバーストですが、褪色してオレンジ・サンバーストになった物も見かけます。
センターブロックの無いフルアコ構造のため、ネック強度を確保するため16フレットでジョイントしてあり、ネックブロックもフロントピックアップまで達する巨大な構造になっていいます。
また、このフルアコ構造のため生音は大きくジャズやブルースにも使えますが、ボディが薄く軽めのサウンドのため、やはりジョン・レノンのようにカッティングで一番力を発揮すると思います。










エピフォン リビエラ 1967年製 エピフォン リビエラ 1967年

ギブソンES-335のエピフォン版がリビエラです。
同じギブソン工場で作られていてもエピフォン版は安く取引されており、70年代前半のES-335より安く入手できました。
それに、ミニ・ハムバッカーは中音が強いセミアコにマッチしていて、ラージ・ハムバッカーより使い勝手がよい位です。
しかも、これはレア・カラーのスパークリング・バーガンディ!
バーガンディとはワインで有名なフランスのブルゴーニュ地方の事。
つまり、スパークリング・バーガンディとはワインレッドのメタリック・フィニッシュになります。
また、エピフォン独自のテールピースには、以降の物と異なりFREQUENSTOR PAT.PENDINGの文字が書かれています。








エピフォン シェラトン 1968年製 エピフォン シェラトン 1968年製

ギブソンES-355のエピフォン版がシェラトです。
豪華なインレイが特徴ですが・・・指板はローズウッドなので、ES-345に近い印象もします。
さらに、このギターはオプションのビグスビーが搭載されています。
ギブソンと違って、余計なバリトーンやステレオ機能が付いていない点も、良いですね。
サウンド的には、リビエラ同様のミニハムバッカーのセミアコ・サウンドです。










エピフォン リビエラ12弦 1967年製 エピフォン リビエラ12弦 1967年

6弦のリビエラは1962年発売ですが、12弦が追加されたのは1965年で、両者とも1970年まで製造されました。
マイナーなモデルですが、最近は日本製で12弦モデルもリィシュ―が発売されています。
オリジナルの12弦モデルは、1970年代にパット・メセニーが使っていたのが印象に残っています。
ギブソンだとES-335−12に該当しますが、ミニ・ハムバッカ―なので音は若干シャープな感じです。











エピフォン ソレント 1964年製 エピフォン ソレント 1964年製

レニー・クラビッツで有名になったソレントです。
レニー・クラビッツの物は2PUですが、これは1PUの方です。
基本的にはギブソンES−125Tを元にしていますが、ミニハムバッカー、オーバルポジションマークで少し豪華な仕様となっています。
このエピフォン・タイプのミニハムバッカーは、ノーマルサイズのハムバッカーよりフルアコに合っているような気がします。











エピフォン ハワードロバーツ・スタンダード 1966年製 エピフォン ハワードロバーツ・スタンダード 1966年製

1964〜1970年まで作られた、戦前のL-4のようなオーバル・サウンドホールが特徴的なエレクトリック・アーチトップ・ギターです。。
削りだしスプルース・トップ単板で、ギブソンのL-4Cのボディを流用しています。
ピックアップは一見エピフォン・ミニ・ハムバッカ―のように見えますが、ギブソンのジョニ―スミス・モデルと同じ物で、片側のポールピースにマグネットを使うことにより薄く仕上げられ、ネック・マウントすることによりボディには接していません。
音はストレートな感じでなかなか良いのですが、ピックアップの出力が弱いのが難点です。
ハワードロバーツ・モデルにはスタンダードの他に、装飾が豪華なハワードロバーツ・カスタムというモデルもありました。
そのハワードロバーツ・カスタムは1974〜1981年にギブソンのブランドでも作られましたが、何故かES-175のボディを流用したメイプル合板のトップにスペック・ダウンしています。









エピフォン スプリット 1982年製 エピフォン スピリット 1982年製

USA製のエピフォンは1970年に終了しますが、その後も何度かギブソン工場でエピフォン・ブランドのギターが製造されます。
このスピリットも、1982年から1983年にカラマズー工場で作られました。
もっとも、売り上げ不振で1983年中頃からはギブソン・ブランドに変更され、1987年までナッシュビル工場で製造されました。
その途中で、ヘッド形状をエクスプローラーの様な、バナナ・ヘッドに変更したりするのですが・・・売り上げ自体はそれほど改善されず・・・ギブソン・ブランドの物でも見かける事が、ほとんどありません。
ちなみに、1ピックアップのものがSpiritsT、2ピックアップのものがSpiritsUというモデル名で、バナナ・ヘッドのものはそれぞれSpiritsTxpl、SpiritsUxplというモデル名でした。
基本、ダブルカッタウェイのレスポールという感じですが、トップはアーチ加工されておらずフラットです。








エピフォンーJ 64 CASINO 1996年 エピフォンーJ 64 CASINO 1996年

ジョン・レノンのナチュラルのCASINOは印象深いのですが、オールドにはナチュラルは存在せず、さすがにジョンのように色を剥いでしまうことはできません。
再生産ではギブソンがプロデュースした65 John Lennon CASINOが結構良いのですが、日本製を米国でジョン・レノン風に仕上げたにしては、程度が悪いオールドが買えてしまうお値段で、さすがに躊躇します。
(1965本の限定販売のわりに未だに売れ残っていますが、ジョン・レノンの熱狂的ファン以外は買わないのではないでしょうか?)
いろいろ調べてみたら、米国に渡る前のベースとなった物に、USAギブソンピックアップ等を使って日本で仕上げたものが存在することが判りました。
それが東京の楽器店WITHのプロデュースにより限定販売された64 CASINOです。
しかし、John Lennon CASINOの半額以下ということもあり64 CASINOはとっくの昔に完売となっていました。
中古市場でも出物が少なく、以前サンバーストを見つけて品質は確認したのですが、今回やっとナチュラルを発見、先のサンバーストよりは高価でしたが、それでも10万円以下だったのでGETしました。
名古屋の寺田楽器で作られていますが、64 CASINOのブルーラベルにはNASHVILLE TENNESSEEと書かれており、John Lennon CASINOにはKALAMAZOO MICHIGANと書かれているのがご愛嬌です。








エピフォンーJ エンペラー 1990年頃 エピフォンーJ エンペラー 1990年頃

日本製のエピフォン、エンペラーです。
値段が安かった(中古価格4万円)のと見た目が良かったので、衝動買いしてしまいました。
エンペラーという名前ですが、オールドのエンペラーのリイシューではなく、少しギブソンLー5を意識したオリジナルのモデルです。
貝のインレイをふんだんに使うなど豪華ですが、スプルースのトップとカーリーメイプルのサイド&バックも単板削りだしでなく合板を曲げた物です。
音については、値段を考えれば良い部類だと思います。










リッケンバッカー330 1987年製 リッケンバッカー330 1987年製

値段がかなり安かったのと、色が珍しかったので購入しました。
この鮮やかなメタリック・レッドは、当時のカスタムカラーでRUBYという名称でした。
写真では通常のレッドフィニッシュやバーガーディンフィニッシュと区別し辛いかもしれません。
メタル・パウダー入り塗料ではなく、下地の銀色の上に半透明な赤色を塗装してあります。
1980年からは24フレットになり、大きなダブルカッタウェイによりハイポジションの演奏性が優れています。
また、1984年から内部のブレイシングが変更になり、ソリッド感が強まり、サスティーンが向上しています。









リッケンバッカー360 2000年製 リッケンバッカー360 2000年製

これも楽器屋のバーゲンで値段が安かったので購入しました。
ファイヤー・グローだと、いかにもリッケンバッカーという感じがします。
330と比べると、ポジションマークが豪華になり、ボディ前面のエッジが丸くなっているのが特徴です。
これは、厚みのある板をボディの裏から削って、最後に裏側に平板で蓋をしてホロウ構造にしています。
したがって、前面のエッジはなめらかな曲面に仕上げていますが、背面は角ばっていてバインディングが施されています。
凝った造りですけど、音的には通常のリムの前後に平板で蓋をする造りの330や360WB(ダブルバインディング)とそんなに変わらないです。
まあ、重要なのは見た目ですかね・・








リッケンバッカー 360 1968年製 リッケンバッカー 360 1968年製

ネット・オークションで安かったので、落札したヴィンテージの360です。
ダブル・バインディングではありませんが、トースター・ピックアップ、21フレット仕様です。
ギター・ケースにThree Merry Widowsと書かれていたので、ネットで調べてみたら米国のロック・バンドのようです。
それも、何枚もレコードも出しているみたいなので、結構メジャーなバンドなのかも。










リッケンバッカー 330/12 1980年製 リッケンバッカー 330/12 1980年製

楽器店でみかけて安かったので、入手した12弦です。
リッケンバッカーの12弦は評価が高いのですが、最近のリイシュー以外に中古の出物があまりありません。
でも、ロジャー・マッギンやジョージ・ハリソンが弾いた360/12が人気のため、330/12は安く入手できます。。











リッケンバッカー 320B 1982年製 リッケンバッカー 320B 1982年製

初期のリイシューである320B・・・Bはもちろんビートルズを意味しており、トースター・ピックアップ搭載やfホール無しが再現されています。
もっとも、後のリイッシューに比べると再現度は低いです。
なんでも、1960年代のビートルズ人気が去るとリッケンバッカー社は大量のレフトオーバーを抱えてしまったそうです。
1970年代後半になってヴィンテージ熱が高まると、そのレフトオーバー・パーツを使ったギターを作ったとか、これも1960年代のパーツが使われたと思われます。










リッケンバッカー 320 1967年製 リッケンバッカー 320 1967年製

上記の320Bと違い、こちらは正真正銘のオールドの320です。
当然ですがfホールが空いているので、サウンドはかなり違います。
フィニッシュもリッケンバッカーではスタンダードなファイヤー・グローです。
ビートルズ全盛期だと、ジョンに憧れて320を手に入れようとすると、通常この仕様だったはず。










Electro ES−17 1967年製 Electro ES−17 1967年製

リッケンバッカーのサブブランドであるエレクトロのレギュラースケール・ソリッドギターです。
リッケンバッカーでの同モデルの型番は420(初期物は425)、ビートルズの初期にジョージ・ハリスンが使用していたので有名です。
基本的には420はスルーネックですが、ES−17はセットネックです。
しかし、420も66年にエレクトロ版のES−17が発売された頃からセットネックが混じるようになり、70年代には全部セットネックになってしまいました。
また、ES−17にもスルーネックの物が若干あるようです。
どうやらメーカーでは、厳密に分類してなかったようで、このギターもピックガードを外すと425と書いてあります。









GRETSCH 6122 1967年製 GRETSCH 6122 1967年製

ビートルズの使用で有名なカントリー・ジェントルマンです。
ジョージ・ハリスンの使っていたダブルミュート(66年まで)の人気が高いですが、どうせミュートは使わないので、安い67年のシングルミュートにしました。
そういえば、現行の日本製リイシューのグレッチにもミュートは採用していませんね。
ちなみに67年5月にボールドウィンによるグレッチの買収が発表されますが、これは4月製造なので、ぎりぎりプリ・ボールドウィン物になります。
印象として、ES-335等に比べるとボディがひとまわり大きく、重いので取り回しが不便です。
また15フレットでネックがジョイントしてあるのでハイ・ポジションは弾きにくいです。









GRETSCH ホワイトファルコン 1965年製 GRETSCH ホワイトファルコン 1965年製

グレッチの最高機種ホワイト・ファルコンです。
ダブル・カッタウェイで、ステレオ仕様ですが、フローティング・ブリッジになる直前の物になります。
音叉をぶら下げたフローティング・ブリッジって、効果が良く判らないし、セッティングが面倒なので、好きではありません。
事実、フローティング・ブリッジの時期のギターでも、取り外されているものが多いですよね。
なお、ギブソンES345等のステレオは、フロントとリアのピックアップを別のアンプに出力しますが、こいつのステレオは1〜3弦と4〜6弦を違うアンプで鳴らせます。
といっても、実際問題、使わないですよね。









GRETSCH 6120 ダブルカッタウェイ 1963年製 GRETSCH 6120 ダブルカッタウェイ 1963年製

6120というと、ブライアン・セッツァーが使用している、シングルカッタウェイの物が有名です。
これは、ダブル・カッタウェイにモデル・チェンジした後で、未だナッシュビルという名称が付けられる前の物です。
ヘッドにホース・シュー・インレイがあり、名称入りの金属プレートは付いていません。
fホールはペイントになり、カントリー&ジェントルマンに近い仕様となっています。
とはいえ、少し小振りな16インチなので、取り回しが楽だし、サウンド的にもこちらの方が好みです。










GRETSCH ストリーム・ライナー 1969年製 グレッチ ストリーム・ライナー 1969年製

上記6120ダブルカッタウェイが、結構良かったので、もしfホールが開いていたら、どんな感じだろうと思い購入しました。
そんな訳で、fホールが開いている、ビグスビーが付いていない、ピックアップがスーパー・トロンという以外は、6120ダブルカッタウェイ(ナッシュビル)と違いません。
しかし、6120ダブルカッタウェイ(ナッシュビル)ほど有名では無いため、安く(10万円程度)で購入できました。
ビグスビーはあまり使わないし、意外とサウンドも良いので、お得でした。
ちなみに、ストリーム・ライナーのリイッシューも製造されていますが、ES335のようにセンター・ブロックが設けられているので、ヴィンテージとは別物です。










GRETSCH テネシアン 1970年製 GRETSCH テネシアン 1970年製

70年製ですが、未だ60年代の物とほとんど変わりがないテネシアンです。
fホールが開いてなくペイントで、ボディ・バックのパットもありません。
一体、どうやってコントロール類を組み込んだのだろうと考えてしまいます。
バックのパットは、配線をいじりやすいように取り付けてあると言いますが、fホールが開いているホワイト・ファルコンにも付いているし、弾き心地の改善が目的だったみたいです。
コントロール系が壊れたら、ピックアップの穴から修理しなければならないので、ちょっと心配です。










GRETSCH テネシアン  1963年製 GRETSCH テネシアン  1963年製

上記の70年製が結構良かったので、初期の1963年製も購入しました。
思っていたほどサウンドに違いはありませんが、よりビートルズっぽさが感じられます。
ちなみカントリー・ジェントルマンやナッシュビルよりも、サウンド的には好みです。
もっとも、シングルカッタウェイなので、弾きづらさはあります。











ギルド CE-100D 1968年製 align= ギルド CE-100D 1968年製

ギルドの中堅機種で、ギブソンでいうところのES-175Dにあたるモデルです。
ES-175Dと比べると、サウンドや演奏性は似ていますが、やはり微妙に違っていて・・・個人的には、ES-175Dの方が好みです。
もっとも、これは好みの問題で、CE-100Dも良質のヴィンテージ・サウンドがするし・・・ヴィンテージ市場ではES-175Dの半値程度で入手できるので、コスト・パフォーマンスは高いですね。












モズライト ヴェンチャーズ・モデル 1966年製 モズライト ヴェンチャーズ・モデル 1966年製

最近はフェンダーとかのヴィンテージが高価なので、なかなか手がでません。
その点、モズライトは安く取引されているので、購入してみました。
人気があるのは1965年製までのモデルで、1966年製は20万円以下でした。
スモール・ヴェンチャーズ・ロゴ、ヘッド側トラスロッド、モズレー・ユニット、マーク入りコントロール・ノブ等の仕様です。
それでも、流石に当時の一流ブランド、フェンダーにも通じる出来栄えで、結構気に入りました。
下手な、フェンダーのヴィンテージを買うより全然良いです。










モズライト ヴェンチャーズ・モデル 1965年製 モズライト ヴェンチャーズ・モデル 1965年製

上記の1966年製が良かったので、人気の高い1965年製を購入してみました。
流石に、価格は40万円近かったですが、フェンダーなんかに比べれば、かなり安いです。
というか、オリジナルのキャンディ・アップル・レッドのマッチング・ヘッド・・・ストラトだったら一体いくらになるのだろうか?
一応、アーム・ユニットがヴァイブロ・ミュートなのですが、モズレー・ユニットと大して違いません。
ヴェンチャーズ・ファンでなければ、1966年製でも良いかも・・・。












モズライト ヴェンチャーズ・モデル 1965年製 モズライト ヴェンチャーズ・モデル 1965年製

こちらも1965年製のヴェンチャーズ・モデルです。
ネット・オークションで安かったので落札しました。
ネットの写真だと、日本製のリイシューか判別しづらいですけど、既に上記1965年製を所有していたのでオールドだと判りました。
写真だと黒に見えますが・・・インク・ブルーというフィニッシュです。













モズライト ヴェンチャーズ・モデル 1990年代 モズライト ヴェンチャーズ・モデル 1990年代

おそらく、モズライトUSA製の再生産品です。
シリアルナンバーは、なんと0001・・・、ネックポケットには1965年の日付がスタンプされています。
ネットで調べた結果、theの無いベンチャーズ・ロゴは、セミー・モズレイが最初にベンチャーズのために作ったギターを真似たもので、USA製の特別な1963年製リイシューに見られる仕様だそうです。
ボディのバインディングも1963年製仕様、3点止めのピックガードは1964年製までの仕様、ヴィブラミュートは1965年までの仕様なので1963年製かと思うのですが・・・。
セット・ネックではなく、カバードタイプのボルトオンは1964年と1965年製の仕様、トップ・ジャックは1964年製からの仕様で、さらに、刻印ピックアップは1965年製からの仕様となっているので、やはり1965年製っぽいです。
年式的に滅茶苦茶な仕様だし、モス・グリーンのボディ色やシリアルナンバーから、誰かがオーダーしたものでしょうか。










バーンズ ジャズ・スプリット・サウンド 1965年製" バーンズ ジャズ・スプリット・サウンド 1965年製

ピックアップ・セレクターがロータリー・スイッチで、フロントPUを選択する部分にはジャズと表示してあります。
おそらく、フェンダーのジャズマスター同様に、ジャズ用を狙ったのでしょうが、それほどジャズ向きではありません。
一番の特徴が、スプリット・サウンドで、4〜6弦はフロントPU、1〜3弦はリアPUから出力されます。
その他は、トレブルというのがリアPU、ワイルド・ドッグというのがセンターPUとリアPUのフェイズアウトになります。
つまり、スプリット・サウンド以外の切り替えは、3PUのレスポール・カスタム等と同じだと考えればよいです。
個人的には、スプリット・サウンドの逆パターンで、4〜6弦がリアPU、1〜3弦はフロントPUという組み合わせも、引き締まった低音弦サウンドと厚みのある高音弦サウンドで、面白いのではないか?と思ってしまいました。
また、トレモロ・ユニットは、ローラーの上にブリッジ・プレートが乗っているバーンズ独自の物です。
ヘッドの形状はフェンダーに似ているのですが・・・ペグの間隔が離れているので、持った時にヘッドが重くバランスが悪いです。










National Belaire 1956年製 National Belaire 1956年製

ドブロで有名なNational製のフルアコです。
この当時のNationalはドブロとソリッドボディに力を入れていたため、フルアコ、フラットトップ、アーチトップは別会社(ケイ、ハーモニー、ギブソン)からボディを購入し、自社のネックを付けて販売していました。
このBelaireのボディはギブソン製のES−175用の物を使っています。
1953年の製造開始で1963年に製造終了となっており、1958年のモデルチェンジ後の後期モデルは、3ピックアップの豪華仕様で評価が高いです。
残念ながら、これは2ピックアップの前期モデルですが、それでも全般的に生産本数が少ないため、めったにお目にかかりません。
ピックアップの外見はギブソンのPAFに似てますが、シングルコイル構造のNationalオリジナルでです。
それでも、ボディが同じギブソン製ということもあり、P−90搭載のES−175Dと遜色ない音色がします。
ちなみに、同時代のES−175と比べると約1/5の値段で入手したので、かなりコストパフォーマンスは高いですね。







レコーディング・キング 1010 1938年 レコーディング・キング 1010 1938年

こちらもギブソンがOEM生産したレコーディング・キングです。
レコーディング・キングは、ピックギターが多いのですが、これはレアなピックアップ搭載モデルです。
ピックアップはギブソンのチャーリー・クリスチャン・モデルに似たバー・ポールピース・タイプです。
四角いプラスティックにマウントされていて、ギブソンに比べると内部の板状のマグネットが小さい分、出力が非常に小さいです。
また、ボリュームとトーンのコントロールは6弦側のウエスト部にあるので、扱いづらいです。
ボディは、ローズウッド指板、スプルース・トップ、メイプルのサイド&バックという仕様で、ピック・ギターのレコーディング・キングM3と構造が同じです。









ドブロDー100 1967年製 ドブロDー100 1967年製

モズライトがドブロを買収したときに作ったモデルで、通称モブロです。
基本的にモズライトのセミアコにリゾネーターを乗せた形です。
そのため、ネック、フレット等はモズライトと同様なので、弾きづらいです。
ピックアップは前の持ち主がヘフナー製(珍しい)に交換してありました。
リアピックアップの位置はかなり強引ですが、このためリゾネーターサウンドを良く拾います。
フロントにしかピックアップがついていない他のエレクトリックドブロでは、アンプを通すとドブロっぽくなくなってしまい、少し期待はずれになりますが、このギターではそれがありません。








コーラル SITAR モデル3S19 1960年代後半 コーラル SITAR モデル3S19 1960年代後半

エレクトリック・シタールは、ダン・エレクトロのネイサン・ダニエルとヴィンセント・ベルが1967年に共同開発したものです。
共鳴弦を持つ3ピックアップのコーラル・ブランドの物と、共鳴弦が無い1ピックアップのダン・エレクトロ・ブランドの物が販売されていました。
もっとも、独特なサウンドの要はブリッジの構造なので、共鳴弦の有無はそれほど重要ではありません。
パット・メセニーの名曲「LAST TRAIN HOME」のイントロを、エレクトリック・シタールで弾くと雰囲気がバッチリです。










クレーマー・ペーサーデラックス 1984年製 クレーマー・ペーサーデラックス 1984年製

バンヘイレンに影響されて、私も買いましたクレイマー。
とりあえず、初期のバナナヘッドの時代です。
フロイド・ローズは面白いが、音はいま一つ。
ピックアップがダンカンになる前のシェクターというが原因かもしれません。











B.C.Rich Eagle 1978年製 B.C.Rich Eagle 1978年製

若いころ高くて買えなかったB.C.Richも今は不人気で、コイツは安く購入しました。
Eagleは材質がメイプル、コア、マホガニーの3種類がありますが、塗りつぶしのモデルはほとんどマホガニーです。
マホガニーのスルーネックということで、ファイアーバードに近い音ですが、ボディが小さいためか低音は今ひとつです。
そのかわり、24フレットのヒールレスジョイントで弾きやすく、音作りも多彩なので結構使えます。
見ためも良いので、70年代のモデルは今後値うちがでるのでは?と思っています。










PaulReedSmith Artist U 1995年製 PaulReedSmith Artist U 1995年製

パール・ロゴでアーティストグレードのメイプル・トップ、そしてハカランダ製の指板とヘッドの付板には縁取り(パーフリング)があるArtist Uです。
このギターには他に、マッカーティ・モデルと同じボディ厚のセミ・ホロウ構造、ワイド・シンのネック、ドラゴン・ピックアップという特徴があります。
PRSはビンテージのギブソンとフェンダーを研究して作られたと言われますが、几帳面な作りは国産の高級機を弾いているような印象を受けます。
(例えば、サンタナがPRSの前に愛用していたヤマハのSGのような)
アメリカン・ギターのおおらかさや豪快な雰囲気は感じられませんし、ビンテージの温かみや素朴さも感じられません。
ここいらへんのテイストを別にすれば、音が良く弾きやすいし、見た目も良いので、実用に使うには最高だと思います。









PaulReedSmith santana T 1996年製 PaulReedSmith santana T 1996年製

かつて、サンタナの弾くポール・リード・スミスに憧れを持った人間としては、やはり1本は欲しいですね
サンタナ・モデルはいくつかありますが・・・これは最初に登場したTです。
もちろん、フィニッシュは、サンタナ・イエローです。
そしてミニ・スイッチでなくては、と思っていたのですが・・・これが、結構使いづらいです。
だから、以降のシグネーチャー・モデルはミニ・スイッチでなくなってしまったのでしょう。











ミュージックマン EVH 1992年製 ミュージックマン EVH 1992年製

値段が安かったのと、見た感じが上記のNikHuberに似た感じだったので購入しました。
活躍した時期の関係で、エディのシグネーチャーとしてイメージするのはコレですかね。
シグネチャーとしての期間は短かったのですが、結構、製造本数が多いようで、市場にかなり出回っています。
エディとの契約が切れてからもAxisとして制作が続けられていますが、トグルSWの位置が違うのですぐに判ります。
専用のピックアップですが、意外と音は癖が無く、扱いやすいです。










washburn custom telecaster 2008年製 washburn custom telecaster 2008年製

豪華なルックスと値段の安さが気になったので、試奏してみたら結構良かったウォッシュバーンのテレキャスターです。
店員さんはアメリカでハンドメイドされたものと言っていましたが、台湾のサムズ・ギター(もしくはAntonioTsai)にて製造されたものと思われます。
22フレット指板、トラスロッド形状、弦の裏通し加工が無い点などを除けば、そっくりなギターがサムズ・ギターにあります。
(インレイもサムズ・ギターの物は蓮の花など東洋的)
やはり作りは雑で、特にネックは曲がって取り付けてあったので修正するのに苦労しました。
ネックはメイプルでローズ指板、ボディのセンターはマホガニーとメイプル、ウィング部分はバックがコア、トップはウォルナットとなっています。
サウンドは、同価格帯の国産や韓国製などに比べれは良い方で、見た目も考慮すればコストパフォーマンスは高いです。








アイバニーズ PM-100 1996年製 アイバニーズ PM-100 1996年製


パット・メセニーのシグネイチャー・モデルのPM-100です。
イレギュラーな形状のダブル・カッタウェイが特徴です。
なんと10年以上もアイバニーズとの共同開発を行ったそうです。
もっとも、パット・メセニー本人は一時期使用しただけで、またシングル・カッタウェイのプロトタイプに戻ってしまいました。。










アイバニーズ PM-120 2000年製 アイバニーズ PM-120 2000年製


パット・メセニーのシグネイチャー・モデルのPM-120です。
こちらも上記PM-100同様にイレギュラーな形状のダブル・カッタウェイが特徴です。
こちらは2ピックアップが特徴で、PM-100よりもボディ厚が薄くなっています。
これも、パット・メセニー本人には、ほとんど使用される事がありませんでした。










アイバニーズ PM-200 2015年製 アイバニーズ PM-200 2015年製


上記のPM-100、PM-120を経て、パット・メセニーのシグネイチャー・モデル第3弾として発売されたPM-200です。
こちらは、本人愛用のプロトタイプと同じ普通のシングルカッタウェイになっています。
ハイポジションは弾きづらいですが、サウンド的には一番プロトタイプに近い気がします。
サウンドホールが小さくなった事やテールピースが木製になった事も影響しているのかもしれません。










アイバニーズ GB-10 1979年製 アイバニーズ GB-10 1979年製


昔のインタヴューを読むと、意外な事に、ジョージ・ベンソンはレスポールのようなデザインが好きで・・・小振りのフルアコにしたのだとか・・・
他にも、ギブソンのジョニー・スミス・モデルのような、フローティング・ピックアップの採用とか、高音弦と低音弦に分かれてテンション調整ができるテールピースなど、彼のこだわりが感じられます。
弾いてみると、ボディ・サイズのせいか、箱鳴りはそこそこですが・・・アンプを通すと豊かなジャズ・サウンドが得られます。
ギブソンのジャズ・ギターは、元はピック・ギターだったものにピックアップを付けた感じの物が多いですが・・・このGB10は、最初からアンプを通すことを前提に開発している事が特徴だと思います。










アイバニーズ JP20 1980年製 アイバニーズ JP20 1980年製


上記のパット・メセニー・モデルやジョージ・ベンソン・モデルが良かったので購入したジョー・パス・モデルです。
上記のGB10も発売初年の物でしたが、こちらも発売初年度の1980年製です。
1ピックアップで、正統派のジャズギターの形状をしているせいか、生鳴りも良いです。
そういえば、パット・メセニー・モデルのプロト・タイプはこのJP20に似ていました。









ヤマハSA−2000 1980年代 ヤマハSA−2000 1980年代


ラリー・カールトンやリー・リトナーがES−335のサブとして使っていると聞いて、手に入れました。
その当時はこれでES−335を弾いているような気になっていましたが、本物のES−335を手に入れたら、あまりのサウンドの違いに驚かされました。
ES−335の方が音に温かみがあり、ヤマハの方が音が固く、大きいような感じです。











ヤマハSG−1000 1980年代 ヤマハSG−1000 1980年代

これも名器といわれるヤマハSG−1000。
バイサウンド・システム、ダイレクト・サーキットというのが売り文句でした。
でも、やはりサウンドが気に入らず、ピックアップをディマジオのデュアルサウンドに交換しました。












アリアES−345モデル 1980年代 アリアES−345モデル 1980年代

ヤマハSA−2000より、こちらの方がギブソンに近い音がします。
ピックアップを初期のシェクターに交換、ミニスイッチ増設など改造しまくった実験用ギターです。













グレコファイアーバードモデルモデル 1970年代 グレコファイアーバードモデルモデル 1970年代

こちらはギブソンに似せる改造をおこなったグレコ製ファイアーバード。
ピックアップはディマジオのスーパー・ディストーションに交換してあります。
サウンドは70年代アメリカンロックといった感じです。












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