roomofkamaka


はじめに

この度は、カマカの部屋を訪れていただき、ありがとうございます
カマカは、今年で創業90年を迎えたハワイを代表するウクレレ・メーカーです。
このサイトは、そんなカマカの情報を集めたものです。
管理人は元来ギター・コレクターなので、内容的には不十分なところはあると思いますが、楽しんでご覧いただけたらと思います。
※ 一部未承諾で掲載してある画像があります。不都合がある場合は連絡をください。

このサイトを作るきっかけは、管理人のギター・コレクションのサイトにカマカに関する問い合わせがあったからです。
(ギター・コレクションのサイトにはウクレレのコレクションも載せていました)
そこで、カマカのウクレレについて調べてみたら、ハワイを代表するウクレレなのに、カマカの情報をまとめたサイトが無い事に気づきました。
というか、カマカに関する情報は、あやふやな情報が多く、はっきりした事が判らないという状態でした。
なかには、1940年代のゴールド・ラベルとか、1960年代初期のホワイト・ラベル等、滅茶苦茶な事を言って高く売りつけようとするショップまである始末。
このいい加減さは、ハワイという土地柄かウクレレという楽器の性格からでしょうか?
ギターならば、ギブソン、マーチン、フェンダー等、詳しい情報が溢れているのですが・・・・
それならば、自分でカマカに関する情報をまとめたサイトを作ってしまおう。
そして、みんなからカマカに関する情報を集めて、あやふやな情報をはっきりさせたい。
そんな思いから、このサイトを立ち上げました。
カマカ創業90周年にこのサイトをオープンできたのは何か縁があるのかも、と思っています。

以下、徒然なるままに。。。

ウクレレとの出会いは、今から10年ほど前になります。
それは、大手楽器店Iのバーゲン会場でした。
目ぼしいギターがなかったので、マンドリンかウクレレでも買ってみようかと思ったのです。
当時、私が愛読していたguitar graphic誌には、ウクレレ関係の記事が載っており、ウクレレもちょっと気になっていました。
そこでウクレレ売り場を覗いてみたら、トラ杢のきれいなS.S.STEWARTというウクレレが目に付きました。
その場にいた店員さんに聞いたら「戦前のマーチンのコピーモデルですが、なかなか音が良いですよ。」とのことでした。
(後で調べたら、S.S.STEWARTはマーチンがOEMで製造していました)
私が「ウクレレも欲しいんだけど、マンドリンも気になるんだよなぁ」と言うと「それは究極の選択ですね」と店員さんは笑いました。
その店員さんは、マンドリン売り場に案内してくれて、薦めてくれたのは50年代のギブソンのマンドリン。
でも、私の目に付いたのはギブソンOEM(これは正札にそう書かれていた)のWARDのマンドリンでした。
そこで、店員さんに「これは?」と訊ねたら、「戦前のギブソンのOEMみたいですね」と言い、手にとって鳴らしました。
とたんに店員さんの目の色が変わり「お客さん、これは凄いです。絶対買った方がよいです。」
商売っ気があるのか無いのか、とにかく正直な店員さんです。
ウクレレとマンドリンの両方を買うには予算が厳しいと言ったところ、店員さんは、S.S.STEWARTのウクレレとWARDのマンドリン合わせて9万円弱を7万円に値引いてくれました。

ちなみに、その店員さんは、その後独立して御茶ノ水でアコースティック専門店Wを開店することになります。
そして、アコースティック専門店Wでは、ブルーパイナップルラベルのカマカやビンテージ・ギターのギブソンJ-200を購入させていただきました。
これも何かの縁を感じます。

さて、マンドリンとウクレレを購入した私は早速教則本を買ってきて両者の弾き方を覚えるとともに、インターネットでマンドリンとウクレレについてあれこれ調べてみました。
今から思うとウクレレブームの始まりだったのですが、TUIという掲示板にあれこれ面白い情報が載っており、読んでいるうちに私の興味はマンドリンよりもウクレレに傾いてしましました。

TUIについては1年ぐらいROMしてから、おずおずと書き込みをするようになりますが、ROMしている間も、あそこの店でマーチンが安いという情報があれば覗きにいったり、ウクレレキットが話題になれば早速購入して作ってみたりしていました。
そして、カマカというハワイ製のウクレレが有名で、なかでもゴールド・ラベルの物が良いが、ハワイでもなかなか手に入りにくいという事も知りました。
既に無くなってしまいましたが、TUIは情報が豊富で、ウクレレの普及に貢献した偉大な掲示板だったと思います。
今考えれば、初心者の時に、あの掲示板に出会えたのは幸運でした。

もっとも、カマカのウクレレを実際に手にするのは、もうしばらく後になります。
元来ギターコレクターなので、当時の私の興味はマーチンやギブソンといったギター・メーカーのウクレレでした。
既にアンプラグド・ブームでマーチン・ギターが高騰している中、ウクレレだと戦前のマーチンが5万円台で手に入るということは驚きでもありました。
ギターに関する資料は沢山持っていましたので、S.S.STEWARTのようなマーチンのOEMを探して、ディトソンやWAYMANといったマーチンOEMのウクレレを格安で入手したりしました。

そんなある日、飲み会までの時間つぶしに会社の同僚と御茶ノ水の楽器屋を覗いていたら、凄く綺麗なウクレレの音が聞こえてきたのです。
「おっ、凄くいい音」
音のする方を見ると店員がウクレレを弾いてました。
よく見ると中古と思われるホワイト・ラベルのカマカです。
カマカを買うならゴールド・ラベルと思っていたのですが、その音が忘れられず、次の日にお店に行き購入してしまいました。
(ちなみに、今を遡る事、約9年前の平成9年11月15日のことです)
後日、同僚にその事を言うと、「やっぱりなぁ、欲しそうな顔していたもんな。」と笑われました。
後で調べたら、70年代初期のホワイト・ラベルで、仕様的にはゴールド・ラベル末期と同じ物でした。

さて、初めて手に入れたカマカの印象は、ああっウクレレってやっぱりハワイのものなんだな!という事でした。
マーチン等とは違う、そのサウンド、そして手触りにすっかり魅せられてしまいました。
(マーチンは素晴らしいのですが、やはりドイツ人の作った楽器という感じがします)
また、初めてパイナップル型ウクレレを作ったのがカマカだとか、カマカではハンディキャップがある人も製作していること等、カマカに関する情報もあれこれと知ると、カマカという会社も好きになりました。

その後、ギター・コレクションの合間に、憧れのゴールド・ラベルも手に入れ、さらに手に入れたことがラッキーとしかいえないオールド・パイナップル、そしてバリトン、テナー、コンサート、6弦、8弦と、僅か9年間の間に20本あまり、カマカがどんどん増殖していくことになります。
どれもカマカ独特のサウンドと雰囲気を持っており、手にすると何となく幸せな気持ちになれる、愛すべきウクレレです。

そんな中で、特に私が好きなのは、1960年代末〜1970年代初め、丁度艶無しゴールド・ラベルからホワイト・ラベルへの切り替わり時期に作られたものです。
この時期は、サウンドも良いし、作りも良くて弾きやすくとってもお勧めです。
それ以前のいわゆるビンテージ物は、サウンドは良いのですが、いかにもハンドメイドという感じで、作りが悪く当たり外れが大きいし、指板やサドルが無いため弾きづらいと思います。
思えば、私が最初に購入したカマカがその時期の物だったというのも幸運でした。
これも、何かの縁でしょうか。


2006年12月 管理人:birdland

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