全音ウクレレキットについて



・1号機
始めて全音のウクレレキットを作ってみました。
単に作るのではなくて色々とカスタマイズしました。
バックブレイシングは薄くて高い物に、トップブレイシングはスキャロップドに、ライニングは通常の三角柱に切れ込みを入れた物にしました。
ブリッジとフィンガーボード(通常より若干スケール長めにし、20フレット仕様)はエボニーを使い、ナットとサドルは牛骨です。
ポジションマークはアバロンで星型、ヘッドはローズウッドの化粧板にアバロンのヤシの木型インレイ、ボディの周囲はセルバインディングと飾ってみました。
音は結構良いのですが、仕上げが今一つ・・・所詮素人作です。
強度的に不安があったのですが、苗場スキー場に持っていっても大丈夫でした。




<追記> 
キット製作から2年が過ぎ、そろそろちょっと改造しようと思っていたところ、「ウクレレブック」という本でキットでギブソンのハミングバード風ウクレレを作る記事が載っているのを見てひらめきました。
ポジションマークが星型なのを流用してギブソンのエヴァリィ・ブラザース風ウクレレです。
ピックガードの追加と大きくなったブリッジのせいで音は若干悪くなりました。



・ショート・ウクレレ
オモチャのミニ・ウクレレは弾くのが困難なので、全音ウクレレキットで弾けるミニ・ウクレレを作ってみました。
指板を細くすると弾きづらいので、結局全長を縮めた形になりました。
サイドの曲げをきつく作るのが難しくて、形が歪んでいるのはご愛敬です。
元より、音は期待していなかったので、豪華に仕上げてみました。
ポジションマークのツリー・オブ・ライフとヘッドのハイビスカスのインレイは色付きのアワビシートを使っています。
また、バックは砂絵なのですが、固定用にサンディング・シーラーをスプレーしたら、ちょっぴりグズグズになってしまいました。
とりあえずチューニングは4度上にしてあり、一応弾けますが、フレット間隔が狭いので、かなり弾きづらいです






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